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家具・建具・木工所の導入ガイド

板取りソフトの選び方。
自社の製造に合うかを、案件で確かめる。

板取りソフトは、原板から必要な部品を切り出す配置を計算するソフトです。「木取りソフト」「カット最適化ソフト」と呼ばれることもあります。家具・建具の製造では、歩留まりの数値に加えて、部品表の入力、切断条件、材料費、現場に渡す図面まで確認すると、導入後の作業を想像しやすくなります。

手書き・Excel・専用ソフトの役割を整理する

手書きの木取り図は、配置と切り方を自由に考えられます。部品数や原板の種類が増えると、変更のたびに枚数や配置を確認する作業も増えます。Excelは部品表・数量・単価の整理に使えますが、配置を自動計算するかどうかは、使っているテンプレートや追加機能によります。

専用の板取りソフトを選ぶときは、現在の部品表を生かしながら、配置の計算と結果の確認をどこまでまとめられるかを見ます。CADは形状の設計、板取りソフトは原板への配置、というように役割を分けて連携させる方法もあります。

方法主に行う作業導入・運用で確かめること
手書きの木取り図配置と切り方を考え、図にする寸法変更時の再確認、担当者間での引き継ぎ
Excel・表計算部品表、数量、材料単価を整理する使う帳票の計算範囲、図面との照合
専用の板取りソフト切断条件を含む配置を計算する入力の移行、現場で切れる配置、出力形式

板取りソフトを比較する、7つの確認項目

1. 実際の部品表を読み込めるか

幅・長さ・数量・板厚・材料名・部品名を、普段のデータから移せるか確認します。「Excel対応」「CSV対応」でも列の並びや必須項目は製品によって異なります。自社のファイルを1つ読み込み、件数・寸法・数量が一致するか照合してください。

2. ノコ刃幅と加工条件を設定できるか

寸法だけで隙間なく並べても、切断で失われる幅があると部品を取りきれません。使用する機械のノコ刃幅、原板の実寸、必要な端部の切り落とし、木目や柄の方向を確認します。各条件がソフトの計算対象か、手動で確認する項目かを分けておきます。

3. 枚数と材料費を同じ条件で比較できるか

歩留まりが高い配置でも、選んだ規格の単価が高ければ材料費は増える場合があります。原板ごとの使用枚数と単価を見て、必要な材料費を比較します。板厚や材料が異なる部品を、同じ原板にまとめないことも確認してください。

4. 自動計算の結果を手で調整できるか

計算結果を、実際の加工順や作業しやすさに合わせて直せるかを見ます。変更後に部品の重なり、未配置、数量の過不足を確認できると、修正の影響を追いやすくなります。

5. 製造に必要な図面を出力できるか

図面に部品名・寸法・原板の規格・枚数が載るかを確かめます。印刷やPDFを現場の担当者に渡し、切り出す対象と方向が読み取れるかを見ます。QR出力を使う場合は、現場の端末で表示と読み取りを確認してください。

6. 事務所と現場の端末で操作できるか

Windows・Mac・iPadなど、実際に使う端末で入力と結果確認を行います。クラウド型では、通信環境、保存方法、同時利用の条件も製品ごとに確認が必要です。

7. 料金と契約条件を確認できるか

月額・年額・買い切りの違いに加え、課金単位、無料体験の条件、更新停止の方法を確認します。削減できる作業時間と、利用料・移行の手間を合わせて判断します。

実際の1案件で、入力から製造への受け渡しまで比べる

導入の判断には、過去に製造した案件を1つ使うと、普段の結果と比べられます。原板の寸法・単価・ノコ刃幅・部品表を同じ条件にそろえ、次の項目を記録してください。

  1. 部品表の準備と読み込みにかかった時間
  2. 配置された部品と未配置の部品、数量の一致
  3. 原板の使用枚数と材料費
  4. 製造に合わせた手直しの内容と時間
  5. 印刷・PDFを見た担当者が、追加説明なしで作業内容を確認できるか

サンプルの歩留まりや削減率が、そのまま自社の案件でも出るとは限りません。最初は自社の1案件で確認し、次に部品数や材料が異なる案件で試すと、合う条件と確認が必要な条件を分けられます。

計算の基礎は、木取り図と歩留まりの計算ガイドでも解説しています。

KiicutterAI Cloudで確認できること

KiicutterAI Cloudは、家具・建具・木工所向けのブラウザーで使う板取りソフトです。原板・部品・切断条件から配置を計算し、歩留まり、使用枚数、材料費を確認します。自動計算後の手動調整と、印刷・PDF・QR出力に対応しています。

材料マスタ・単価の管理、デスクトップ版Kiicutterの.kidファイルやCAD・表計算のデータの読み込みについては、主な機能とデータの引き継ぎをご覧ください。

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